父が亡くなった日は午後から土砂降り。通夜と葬儀を終えて悠久苑に向かうときは雲ひとつない青空でした。晴れ渡った青空を見るとあの日を思い出します。 こんな場面がいつか来ると知ってたのに 気づかないふりをしてた わかっていたのに 大きく息を吐いたあと 全てが動かなくなった 僕の声聞こえてるなら 答えてくれるはず 優しく包まれてたから 気付かなかったんだ 僕にとって初めての あなたのいない時間 僕は忘れない 僕は忘れない あの日病室の窓から見た 冷たい雨の日 そして今日の青い空 残された文字には 悔しかった記憶も もう一度話せたなら聞きたいこともあった 何かを決める時 僕はいつも思う あなたならどう考えて あなたならどうするのか 荷物を載せたまま 服を着がえて 普通の生活が始まるあなたのいないままで